西鹿田中島遺跡

 みどり市では、平成16年9月30日に東日本を代表する縄文時代草創期の遺跡として国指定史跡となった西鹿田中島遺跡の保存整備事業を平成22年度から行ってまいりました。

 この度、史跡公園ならびにガイダンス施設が完成したため、平成30年5月22日にオープニングセレモニーを行ない、一般公開しました。

 史跡公園は皆さんが史跡を学習したり、憩いの場として利用できる遺跡広場と、より詳しく史跡を学びたい方のためのガイダンス施設が整備されています。お気軽に来場ください。


 遺跡の西側には早川が流れています。この流れは赤城の中腹に源を発し、「あかがね街道」の遠入坂の途中から右に入ったから古道沿いを南下し、境平塚まで行っています。今では、その先は利根川と平行になり前島の先で利根と合流してます。この早川は渡良瀬の流れとは違い深い谷を形成している訳でなく、途中に合流れも分離する流れもありません。

 よって川沿いを南下すれば飲み水の心配をすることはないわけで遠回りになりますが楽な面もあります。そこで古道の頃はもっと西を通っていたのではないかとの説も生まれる事になります。